借金地獄

債務者のチェック

債権者が確実な債権回収を行っていく為には、常に債務者の情報収集に努めなければなりません。債務者が債務の返還を履行できない状態に陥ってからでは、面倒な業務が増えるばかりか、たくさんの債権者が殺到して、手遅れになる恐れもあります。よって、日頃より債務者の情報収集に努めて、危険信号を察知しなくてはいけません。取引先の会社情報だけでなく、業界全体の景況や業界内での位置づけに、商品の市場シェアなど、多くの情報を分析する能力が求められてきます。こうした情報は取引先の銀行を通じて情報を求めたり、債務者と同業者や債務者の取引先などから、情報を収集する手段があります。また、社員の減少や、社員のモチベーションなど、会社内の雰囲気を確認する為に、定期的な訪問も大事となります。また、もう一方で重要のチェックポイントが、担保の確認になります。多くの場合、担保として事務所や店舗などの不動産を設定しています。定期的に不動産登記簿を取り寄せて、担保の設定状況を確認する事が必要です。そして、債務者の最大の危険信号が、手形決済期日の延期といえます。手形決済の先延ばしは、手元に資金が足りない事を如実に表している事になります。急に手形の発行数が増えたり、支払手形の残高が急激に増加しているのであれば、赤信号の手前と捉えなくてはいけません。このような場合は、急いで債権回収の為の計画を立て、債権の確認業務に着手する事が望ましいといえます。