借金地獄

民事調停

債務者より履行が実行されず、債権回収が必要となった時、法的な訴訟を起こしたりするのではなく、出来る限り当事者間の話し合いで解決を望む事もあります。そのような時に利用をするのが民事調停です。民事調停は、裁判官と民間人によって構成された調停委員会が、当事者間の和解成立を目指して援助や協力を行うものです。そして当事者間で合意が得られれば、訴訟を起こした時の判決と同様に強制執行が行われる事になりますが、合意が得られなければ、不調としてそれで終わりになります。この民事調停は訴訟と比較しても、必要な手数料も半分程度で済み、早く解決する事が出来るメリットがあります。また申立ては、簡易裁判所に対して債務者と債権者のどちらからでも行う事が出来ますが、どちらか一方が協力を拒否すれば、調停は行われなくなりますので注意しなければなりません。そして申立てが行われますと、約1ヶ月後に第1回目の調停が開かれるのが一般的です。裁判所の裁判官と3名以上の専門家で組織された調停委員のメンバーが、それぞれ別々の部屋で待機している債権者と債務者の双方を、順番に調停室に呼び出して、争いの実情や希望する解決策などについて聞き取りが行われます。そしてお互いの話合いが纏まったところで調停案が作成され、双方に読み上げられて調停成立となります。この作成された調停調書は、訴訟による判決と同様の効力を持つ事になります。しかし残念ながら、調停が不成立に終わった場合は、訴訟へ持ち込む流れになってしまいます。