借金地獄

自己破産と賠償支払い

自己破産を申し立て、裁判所の破産手続き開始の決定後に、更に免責の決定があれば、債務者は債務から開放される事になります。この債務とは、一般には金融機関からの借入れや、取引会社からの債務となります。しかし、これ以外にも離婚した妻への慰謝料賠償や、子供の養育費、または交通事故の過失などによる、第三者への損害賠償なども、自己破産をする事により支払が出来なくなります。よって自己破産制度では、こうした賠償支払いにおいても免責の対象とする事で、債務者の救済を行うとともに、再起を図る事を促しています。但し、交通事故の損害賠償などの債務については、債務者の方に悪意のある不法行為や、重過失のあるものは免責の対象から除かれます。例えば、飲酒運転による交通事故などが当てはまります。また、このような免責の対象となる基準は、あくまでも破産手続き開始の決定以前に、損害賠償などの債務が起きていたものに限られます。当然、自己破産を申立て、破産手続き開始され、免責決定が下された後に、離婚をしていた場合の慰謝料賠償などは、免責の対象外となります。なお、離婚した妻の子供の養育費について、免責される事はありません。これは子供の扶養義務まで免責してしまうのでは、子供の健全な成長や福祉に良くないとした考えに基づきます。よって、自己破産後に免責決定が下された後であっても、子供の養育費は送金し続けていなければなりません。ちなみに、租税の請求権や、罰金なども免責の対象外となります。